事前学習で調べておくこと
梗塞の部位と、そこから出ている症状を対応づけて書いておきます。麻痺は左右どちらでどの程度か、感覚障害はあるか、言葉は出るか理解できるか、視野は欠けていないか、飲み込みはどうか。あわせて、発症してから何日目で、いまが急性期なのか回復期なのかも押さえます。時期によって看護の目標がまったく変わるからです。
急性期でも回復期でも受け持つことが多い疾患です。麻痺・嚥下・言語・高次脳機能と、影響が出るところが幅広いぶん、「この人はどこに障害があって、生活の何が困っているか」に絞れるかが書きやすさを決めます。
書いている人:みい先生(現役看護師)
看護学生のときに学年1位・首席卒業。自分が実習で書いた記録をもとにまとめています。
事前学習で調べたことと、目の前の患者さんが結びつかないまま実習が進むことがあります。どこの血管が詰まって、その結果いま右手が動かないのか。ここがつながると、観察も記録も一気に具体的になります。
「麻痺があるので転倒のリスクがある」だけでは弱いです。どちら側が麻痺しているか、視野が欠けていないか、自分の状態をどう認識しているか。この人がどんな場面で転びやすいのかまで書けると、計画が具体的になります。
脳梗塞では誤嚥性肺炎が起きやすく、実際に実習中に起きることもあります。食事の形態、食べる姿勢、むせの有無、食後の口の中。ここは毎日見るところです。
梗塞の部位と、そこから出ている症状を対応づけて書いておきます。麻痺は左右どちらでどの程度か、感覚障害はあるか、言葉は出るか理解できるか、視野は欠けていないか、飲み込みはどうか。あわせて、発症してから何日目で、いまが急性期なのか回復期なのかも押さえます。時期によって看護の目標がまったく変わるからです。
麻痺から線を引くと、動けない、動かないと関節が硬くなる、筋力が落ちる、さらに動けなくなる、という廃用の循環が描けます。もうひとつ、嚥下障害から誤嚥、肺炎という線。そしてできていたことができなくなったことによる気持ちの変化。この3本が描けると、看護問題がひととおり出そろいます。
ゴードンなら「4 活動と運動」がいちばん厚く、次に「2 栄養と代謝」(嚥下)、「6 認知・知覚」(高次脳機能や感覚)、「7 自己知覚・自己概念」(できなくなったことの受けとめ)。コミュニケーションに障害があるときは、どうやって意思を確認したかも書いておくと、看護として評価されるところです。
OPは意識レベル、バイタル、麻痺の程度の変化、嚥下の状態、食事摂取量、排泄、ADLの自立度、リハビリの進み具合、皮膚の状態。TPは体位の工夫と良肢位の保持、食事介助、移動の介助、できることを奪わない関わりかた。EPは本人とご家族に向けた、退院後の生活の組み立てです。回復期では、リハビリの目標と看護計画をそろえておくと記録に一貫性が出ます。
そのまま使うためのものではありません。優先順位も表現も、受け持ちの方に合わせて変わります。
みい先生が学生時代に実際に書いたものです。中身は会員サイトで見られます。
大きく変わります。急性期は再発と全身状態の観察が中心で、回復期はできることを増やすことと、退院後の生活が中心になります。いまが何日目かを最初に確認しておくと、方向を間違えません。
表情、うなずき、指さし、ご家族から聞くこと。どんな方法で確認したかを記録に残しておくと、それ自体が看護の評価になります。会員サイトには、コミュニケーション障害のある方の実習記録の実物もあります。
会員サイトに、脳梗塞を含む190疾患ぶんの関連図や記録があります。まずは無料サンプルで、記録の完成形がどういうものかを確かめてみてください。
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