事前学習で調べておくこと
陽性症状と陰性症状がそれぞれ生活の何を邪魔するのかを、具体的な場面に落として書いておきます。服薬している薬の種類と、その副作用(錐体外路症状や口渇、体重増加など)は、実際に観察するところなので必ず押さえます。入院がどのくらい続いているか、これまでの経過はどうかも、関わりかたを考える材料になります。
精神看護学実習で、ほとんどの学生が受け持つ疾患です。身体の実習と違って、数字で示せる情報が少ないぶん、「自分がどう関わって、相手がどう反応したか」を書けるかどうかが記録の中心になります。
書いている人:みい先生(現役看護師)
看護学生のときに学年1位・首席卒業。自分が実習で書いた記録をもとにまとめています。
バイタルと検査データに頼れないので戸惑うところです。表情、話しかたのテンポ、視線、睡眠、食事、他の患者さんとの距離、日中の過ごしかた。こうした毎日の様子が観察項目になります。
プロセスレコードでは、相手が言ったこと、そのとき自分が感じたこと、自分が言ったこと、そのあと相手がどうしたか。この4つを分けて書きます。分けて書けると、自分の関わりを振り返れるようになります。
実習の前半でよくあることです。無理に話題を作らなくても、同じ空間にいる時間を積み重ねることが関わりになります。そのことを記録に書いてよい、と知っておくだけで気持ちが楽になります。
陽性症状と陰性症状がそれぞれ生活の何を邪魔するのかを、具体的な場面に落として書いておきます。服薬している薬の種類と、その副作用(錐体外路症状や口渇、体重増加など)は、実際に観察するところなので必ず押さえます。入院がどのくらい続いているか、これまでの経過はどうかも、関わりかたを考える材料になります。
症状から線を引くと、生活のしづらさ、対人関係の難しさ、服薬の中断、再燃、という循環が描けます。もうひとつ大事なのが、社会とのつながりの線です。家族との関係、退院後の住まい、日中どこで過ごすか。ここが描けていると、退院支援まで見えている記録になります。
ゴードンなら「1 健康知覚・健康管理」(服薬とセルフケア)、「5 睡眠と休息」、「8 役割と関係」、「10 コーピングとストレス耐性」が中心になります。患者さんが言った言葉をそのまま書き残しておくと、あとでアセスメントを書くときの根拠になります。解釈を先に書かず、事実と解釈を分けるのがコツです。
OPは睡眠、食事、服薬の状況、日中の活動、表情や言動の変化、他者との関わり。TPは安心して過ごせる環境づくりと、決まった時間に関わることの積み重ね。EPは服薬を続けることの意味と、調子が崩れそうなときのサインを一緒に確認することです。プロセスレコードは、うまくいかなかった場面を選ぶほうが学びが深くなり、評価も高くなりやすいところです。
そのまま使うためのものではありません。優先順位も表現も、受け持ちの方に合わせて変わります。
みい先生が学生時代に実際に書いたものです。中身は会員サイトで見られます。
完成したものを1枚見るのがいちばん早いです。会員サイトには統合失調症の実習記録が130件以上あり、プロセスレコードの実物も含まれています。4つの欄をどう分けて書くかが、見ればすぐ分かります。
その日にあったことをそのまま書いて大丈夫です。話せなかったこと自体が情報になりますし、なぜ話せなかったかを考えたことが、そのまま看護の振り返りになります。
違います。数値より、関わりの記録が中心になります。そのぶん書きかたに戸惑いやすいので、完成形を先に見ておくと安心して実習に入れます🥚
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ここから始める →このページは学習の参考用です。学校と実習先の方針を必ず優先してください。
資料はすべて学習用で、実習記録としての転記・提出はできません。